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越生(埼玉県)を訪れてみませんか

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越生(埼玉県)を訪れてみませんか

 皆さんは、埼玉県の越生に行った事がありますか?初めて、越生と言う名前を初めて聞いた方だったら、読み方も難しいですね?「おごせ」と読みます。
 ご存知の方は、越生と言ったら、やはり越生梅林でしょうか? 水戸偕楽園・熱海梅園と共に、関東三大梅林の一つとされています。東京から1時間~2時間で着くのに、山あり川あり、緑豊かで、お薦めの場所です。
 平成28年に全国で初めて、ハイキングのまち宣言をしたそうで、一年を通じて楽しめるコースが15コースもあります。また、江戸城を築いた室町時代の名将太田道灌が誕生した地でもあり、今、越生などゆかりの町を中心に「太田道灌を大河ドラマに」と言う活動も行われていて、静かな所ですけど、とても熱い町です。そして、今年の大河ドラマ「青天を衝け」の登場人物、渋沢平九郎のゆかりの地でもあります。そんな越生をご紹介します。


1.渋沢平九郎って? その前に・・・

 今年のNHKの大河ドラマの主人公、そして2024年(令和6年)に発行予定の新一万円札の肖像に決まっている渋沢栄一の出身地は、埼玉県深谷市ですが、ここ越生にもゆかりがあります。1840年(天保11年)江戸の末期、深谷市の藍玉製造農家に生まれた栄一は、14歳頃には父親と一緒に藍の葉の買い付けに回るようになり、時には一人で出かけ、最初は子供だと思って馬鹿にしていた農家の人も、あまりの藍の葉の鑑定眼にすっかり魅了されたそうです。後に、日本資本主義の父と言われますが、子供の頃から違っていたんですね。ここ越生にも、藍玉商いにたびたび来て宿泊したと言われています。

 また、栄一は、幼い頃から父の影響で様々な書物に親しみましたが、7歳になると、従兄の尾高惇忠が農作業の傍ら開いた私塾に通うようになり、漢学や剣術を学びました。尾高惇忠は、明治維新後は栄一とともに官営富岡製糸場の建設に携わり、初代場長になった人物ですが、その妹千代は、栄一の最初の妻になっています。そして、その末の弟が、渋沢平九郎です。栄一は、家業に専念する中、身分社会への反感から武士に憧れ、尊皇攘夷運動に身を投じますが、はからずも幕臣へと転身します。1867年(慶応3年)に徳川慶喜の命によりパリ万国博覧会に派遣される事になり、男子のいなかった栄一は、当時の慣習により不測の事態でも家系断絶しないようにと、従弟で義弟の平九郎を「見立て養子」としました。

 幕臣の子となった平九郎ですが、大政奉還、新政府軍の侵攻、江戸城の無血開城、慶喜の水戸への退去など、激動の幕末に飲み込まれ、彰義隊・振武軍に参加します。1868年(慶応4年)5月15日に彰義隊を壊滅した新政府軍は、5月25日に振武軍が本営を構える飯能に迫ります。一人逃れ飯能と越生の境にある顔振峠を通り、黒山村(現越生町黒山)に下った平九郎ですが、新政府軍3名と遭遇し手持ちの小刀で応戦しましたが、負傷したことで自らの運命を悟り、川岸の岩に座して自刃しました。その時、平九郎は、まだ満20歳で、惇忠によれば「性格温厚、沈着で勇気と決断力があり、所作は美しく色白長身で腕力がある」と評しています。写真からも素敵な人だったことがわかります。
 そんな若くして越生に散った若き志士平九郎ゆかりのスポットをいくつか巡ってみました。

【1】越生駅西口総合案内所「道灌おもてなしプラザ」
 町の魅力や観光情報を発信していて、現在、施設内にミニギャラリーで「渋沢平九郎展」を開催中です。

【2】法恩寺
 越生駅西口(道灌口)から徒歩3分の法恩寺には埋首之碑があります。自刃した平九郎は首を刎ねられ晒されましたが、憐憫の情を禁じえなかった村の人が密かに法恩寺に埋葬したそうです。

【3】全洞院
 越生駅から車で20分位、神社前と言うバス停近くの全洞院にはお墓があります。栄一も訪れた事もあり、今も手向けられた花が絶えることがないそうです。


【4】渋沢平九郎 自決之地
 黒山バス停から徒歩3分の道路脇に、後に深谷や越生の人々が建立した澁澤平九郎自決の碑、自決した時に座した自刃岩があります。その傍らには茱萸(ぐみ)の木があり、6月7月頃には、若く散った平九郎の血を宿したかのように真っ赤な実をつけるので、平九郎ぐみと呼ばれているそうです。維新の動乱を生き延び、成功を収めた渋沢一族の中、一人悲運に散った平九郎を偲びます。


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2.平九郎を偲んだあとは、黒山三滝へ

 黒山バス停から、15分ほど歩くと黒山三滝があります。黒山三滝は、日本観光百選にも選ばれている景勝地で、天狗滝(14m)男滝(11m)女滝(5m)の3つの滝があり、春は新緑、夏は涼しく、秋は紅葉が楽しめます。滝を中心にした広い地域が県立黒山自然公園に指定されています。途中には、三滝マスつり場で釣りも出来ます。私は川沿いにあるニューサンピア埼玉おごせの系列店「くろやま文学館」で、川の音を聞きながら美味しいランチをいただきました。


3.ハイキングのまち宣言!

 平成28年4月29日に全国で初めてハイキングのまち宣言をしただけあって、多彩なコースがあります。
「太田道灌ゆかりコース」「さくらめぐりコース」「街中文化財めぐりコース」のおすすめ観光コース3つの他に、月ごとの12コースの全部で15コースです。
 月ごとには、1月の「武蔵越生七福神めぐりコース」を始めとして、3月「越生梅林コース」4月「花の里おごせコース」5月「やまぶき・つつじコース」など花を楽しめるコースも豊富で、所要時間1時間半から4時間半、距離も6㎞から15㎞とさまざまです。中には、10月「山々をめぐる健脚コース」のように所要時間10時間30㎞のハードなコースもあり、1年を通して楽しめます。
詳しくは、越生町観光情報発信サイト「梅を向いて歩こう」をご覧下さい。

4.ほかにもお薦めの場所があります。

【1】越生梅林
 2haの園内には650年以上前に植えられた古木を始め、白加賀、越生野梅、紅梅など約1000本が咲き、2月中旬から3月下旬まで多くの人が訪れます。
【2】五大尊つつじ公園
 350年以上前に植えられたと伝えられる古木など10000株のつつじが咲き誇ります。
【3】太田道灌ゆかりの地
 山吹の里歴史公園、龍穏寺、山枝庵、建康寺、最勝寺など、太田道灌や道灌の父、太田道真ゆかりの場所を巡ります。
【4】ニューサンピア埼玉おごせ
 広大な自然の中でプールなどスポーツ施設の他、会議室・宴会場などのある宿泊施設ですが、令和2年8月にオープンした越生町初の天然温泉「美白の湯」で、ハイキング後の疲れも癒せます。
【5】お土産・グルメ
 越生は南北朝時代に太宰府から運ばれた梅の木が栽培されたものだそうですが、越生固有のブランド「べに梅」を栽培している農家がたくさんあります。5月下旬6月上旬には各農家で生梅の販売が行われます。越生の地酒「越生梅林」は1844年(弘化元年)創業の「佐藤酒造」で買えます。越生駅近くの「魚愛」では、ちょっと変わった「ず丼」が食べられます。番外ですが、黒山から越生までの間に、たくさんのポストやピンク色のトラックやショベルカーのある神辺土建さんと言う面白いところもあります。

 本当に、都心から近いのに、緑豊かで自然の中でゆっくり出来て、ちょっと田舎に来た感じをコンパクトに味わえるのが、越生の魅力だと思います。
 今、コロナでなかなか出かけられませんが、気心の知れた少人数グループやご家族だと、こんな場所を小型のバスをチャーターして巡ってみるのも楽しいと思います。
是非、越生にいらして下さい。

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