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福島県浜通り観光再生事業 視察研修に行ってきました

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福島県浜通り観光再生事業 視察研修に行ってきました

 皆さまこんにちは!福島県いわき市の浜通りエリアへ視察研修に行ってきたので、今回はその様子をご紹介します。浜通りは私の出身地でもあります。震災エリアを間近で見ることがなかなかなかったので、良い機会になり多くを学ぶことができました。


1.福島県浜通り観光再生事業とは?

 現在福島県では福島県観光交流局観光交流課と双葉郡まちづくり協議会が連携し、福島県浜通りの一般観光産業の再生を推進していく事業を行っています。また、福島県双葉郡の8町村(楢葉町、富岡町、河内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、広野町)が交流人口拡大や移住・定住促進を目指して連携する組織「ふたばエイト(双葉郡まちづくり協議会)」では、浜通り観光再生事業の一環として、「アウトドアアクティビティ」が完成しました。こちらのプロジェクトは、各地で楽しめるアウトドアアクティビティを通じて各市町村が持つ魅力を体感してもらい、観光客と地元住民とが交流を深めることで、地域の活性化を目指す取り組みです。
 プロジェクトの第1弾として、楢葉町、富岡町、河内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村の7町村が、古民家キャンプ、SUP、テントサウナなど、ユニークなプログラムで観光客をお迎えする準備が整いました。その中で今回私は、Eバイクとチェアリングを実際に体験してきました。双葉郡は東日本大震災、福島第一原発事故発生により大きなダメージを受けたエリアなので、こういったプロジェクトを通して実際に地域の魅力を体験し、この先多くの観光客が訪れる地になればと思います。

2.1日目~楢葉町・大熊町・双葉町・浪江町

〇Jヴィレッジ館内視察
 Jヴィレッジは、福島県浜通り南部、双葉郡楢葉町、広野町に跨がって立地する、サッカー等を対象としたスポーツトレーニング施設です。温暖な気候で冬の間も雪の影響を受けずに年間を通してサッカーを楽しむことができます。スタッフの方から、震災時にはアリーナを避難所として開放していたこと、震災後福島第一原発事故収束拠点となり、芝生の上には砂利が敷かれ駐車場となり、スタジアムには仮設の宿舎が建っていたことなど映像とともにお話を聞きました。サッカー・ナショナルトレーニングセンターとしての機能を失っていましたが2019年4月に全面再開したことなど再生への取り組みも積極的に行っています。現在ではスポーツ利用だけではなくビジネス利用もできるホテルや研修、ミーティング、シンポジウムまで幅広く使用できる施設になっているとのことでした。当日も多くのスポーツ選手が合宿で訪れていて、さまざまなシーンで利用できそうな施設だなと感じました。

Jヴィレッジ視察

広いスタジアムです

ビジネス利用も可能

〇大熊町・双葉町・浪江町:Eバイクで行く「学び×ワクワク」サイクリング
 大熊町・双葉町・浪江町では各種施設や観光地、グルメスポットなどを、Eバイク(電動自転車)を利用して巡ることができるサイクリングコースの紹介がありました。最長27㎞、約110分のコース内に多数の推奨ルートがあり、私も一部のコースを実際に走って体感してきました。Eバイクはスポーツタイプの電動自電車で、最初は難しく感じましたが慣れてくるととても快適です!大熊町からスタートして神社やダム湖などを巡りながら走っていきます。双葉町では、震災時のまま止まった時計がある双葉駅や壁画アートも。双葉町では街をアートでいっぱいにするプロジェクトも行っているそうです。最後に浪江町では整備を進めている復興祈念公園の見学もできました。全体的に走りやすいサイクリングコースで途中乗り捨ても可能なので、自分に合ったコースを楽しむことができるのも嬉しいポイントです。こういった取り組みが地域の活性化にも繋がっていけばいいなと思います。

双葉駅へサイクリングコースを走ります

壁画アート

整備を進めている復興祈念公園

〇宿泊施設:浪江町 くつろぎといこいの宿「いこいの村なみえ」
 今回宿泊したのは浪江の駅からおよそ5分、緑豊かな自然に囲まれた小高い丘にある「いこいの村なみえ」です。宿泊できるお部屋は和室(12畳一間、または和洋二間(12畳・20畳))とコテージの2タイプあり、私はコテージに宿泊体験しました。部屋に入ってみると調理機器や冷蔵庫などもあり、団体旅行など大人数での利用によさそうです。2段ベッドもあったりして家族連れでも楽しめます。私もなかなかコテージに泊まる機会がないので新鮮でした。非日常体験をするならコテージがいいかもしれませんね。のんびり過ごせる広々としたお部屋、沈む夕日を楽しめる大浴場、心のこもった料理が施設の自慢となっているとのお話を聞きました。広々とした大浴場には2つの浴槽とサウナ・水風呂があり、こちらはビジネスマンや観光客、地元の方も多く訪れているとのことです。館内もきれいでゆったりと過ごすにはぴったりで福島の団体向け宿泊場所として利用できるかなと思います。

いこいの村なみえ

宿泊したコテージ

地元食材を使った夕食

3.2日目~浪江町・冨岡町

〇富岡町にてチェアリング体験(双葉郡富岡町)
 2日目は富岡町でチェアリング体験からスタート!皆さんチェアリングって知っていますか?美しい風景に椅子を置き、そこに身をゆだねることで自分にだけ見える景色を楽しむ、というのがチェアリングです。まずは富岡町内でチェアをレンタル。気に入った専用チェアを借りて太平洋を望む堤防やビーチ、海の見えるワイナリーなどを巡りました。初めてのチェアリング体験でしたがどこも景色がよくゆったりとした時間を過ごすことができ、なんだかとても贅沢な気分でした。

〇震災遺構・請戸小学校
 浪江町立請戸小学校は、2011年3月11日大地震・大津波とその後の原発事故に見舞われ、甚大な被害を受けました。現在は地域のシンボルである請戸小学校を震災遺構として整備・保存され、また後世へ伝承していくための施設として、2021年10月から一般公開しています。大震災と防災・災害について、考えるきっかけになる施設です。

〇東日本大震災・原子力災害伝承館
 東日本大震災・原子力災害伝承館は、2020年9月20日に開館した、福島県双葉町の博物館・情報発信施設です。東日本大震災と津波による原子力災害を後世に伝えることを目的としています。地震、津波、原発事故の被害を伝える資料約200点が展示され、証言映像やタッチパネル、模型などもあり、今までにない複合災害の理解を深めることができます。請戸小学校とあわせて見学することが多いとのことです。
・展示入館料 大人:600円 小中高:300円(団体割引有 20名以上)

 福島県浜通り観光再生事業ということで研修というかたちで2日間参加させていただきました。アウトドアアクティビティの体験や施設内の視察をし、実際に見て体感することで学ぶことが多かったです。浜通りエリアをより多くの方に知ってもらえるように今後も情報発信していけたらと思います。

チェアリング体験

請戸小学校

原子力災害伝承館

 

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