深谷(埼玉県)を訪れてみませんか

この写真の駅は何処でしょう?東京駅ではありません・・・そう!JR高崎線の深谷駅です。赤レンガに深緑の屋根で東京駅のような外観が人気です。ここ深谷は現在放送中の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公「渋沢栄一」の故郷です。現在、深谷は彼の情熱を継承すべく、関わった多くの企業の一つである日本煉瓦製造会社の煉瓦を象徴として煉瓦を使用した施設づくりを進めています。
埼玉県民の私もドラマの影響で初めて深谷を訪れてみました。近代日本経済の父と言われる渋沢栄一の生地、深谷の見どころをご紹介します。
1.渋沢栄一ってどんな人?
ドラマをご覧の方はご存知かと思いますが、渋沢栄一は現在の深谷市血洗島の農家に生まれました。実家は農業、養蚕と藍染の染料(藍玉)を製造して売っていました。子供の頃から父親のお供をして藍玉を作る藍の葉を仕入れに携わり商売を覚えていったようです。一方、いとこの尾高惇忠から論語などの学問を学び、一時は尊王攘夷運動にも加わりますが、巡り合わせで一橋家~幕府に仕えることになります。
その後転機を迎え、パリ万博使節団としてヨーロッパを訪れた事で進んだ思考、文化、社会から大きな影響を受けたのです。帰国後、明治新政府の大蔵省に仕えるも意見が合わず、以後は一般社会で実業界の指導者として活躍することになりました。
2.ゆかりの地を訪れる




誠之堂は栄一さんの喜寿を祝って頭取を務めた第一銀行の行員から贈られた煉瓦建築で、清風亭は栄一に次いで頭取となった佐々木勇之介に贈られたものです。どちらも建物内に入る事が出来てステキな造りでした。
煉瓦に適した上質な土があった深谷に明治20年、日本煉瓦製造株式会社が設立され深谷で操業開始、その煉瓦は東京駅や旧東宮御所(現迎賓館赤坂離宮)などに使用されました。その煉瓦製造施設が残っています。



旧渋沢邸「中の家」(なかんち)栄一さんの生地。建物は妹夫妻によるもので、栄一が帰郷した際に寝泊りした場所。

栄一さんのアンドロイドが座敷で出迎えてくれます。

ドラマにも出て来た血洗島獅子舞が奉納される諏訪神社
3.小型の貸切バスで行ってみよう!
健脚な方なら頑張って徒歩で巡る事も出来ますが、かなりの急ぎ足になります。記念館などゆっくり見る事はできません。そこで、当社でもバスツアーを何度か企画しましたが、残念ながらコロナ禍で実施出来ていません。でも、是非皆さんに行って頂きたい!!
小型の貸切バスを使って、近しい仲間と訪れるのはどうでしょう?せまい道路もありますので、小型の方が巡りやすいです。勿論、ご人数が多めの場合は、ルートは若干異なりますが、大型バスでもOKです途中、深谷ねぎを使ったご当地ならではの食事をして、見学地は貸し切りバスでスイスイ移動、目の前に到着です。最後は道の駅「おかべ」に寄って沢山お買い物をしたって、楽々自宅へ帰ることができます。是非、一度検討してみて下さい。新幹線や飛行機で遠くに移動し難い今、貸切バスでの「ミニマムツーリズム」お勧めですよ!