あっ、そうだ。奈良へ行こう!

きのう、きょう、あ~す~。あっそうだ!奈良へ行こう。
日本に初めて仏教が伝わった、シルクロードの終着地。学生時代に行った修学旅行、京都・奈良。大人になってから京都は何度も行かれた方も多いでしょう。今回は、忘れてしまったかもしれない、奈良県をちょこっと裏側も合わせてご案内ご紹介します。
1.奈良県って?移りゆく〜ゆるキャラ〜
東京から京都まで新幹線で約2時間30分、さらに近鉄特急で約30分。東京駅から奈良県奈良市まで約3時間。
人口130万人、県木はスギ、県花は、奈良八重桜、県鳥はコマドリ。全国8県しかない 海なし県のひとつ。
2010年(今から12年前)には、せんとくんで一世を風靡しました。2022年現在は、しかまろくんが一番人気のようです。
明石家さんまさんも奈良県出身です(でんがな・・・。)
昨年の夏の甲子園では、智弁学園が準優勝でした。




2.クイズ。この塔は?
この塔はどこの塔でしょう? → → 答えは 7 で。




→ → 答えは 7.クイズの答え で。
3.見どころはたくさんありますが
(1)東大寺、大仏殿 → 752年開眼。廬舎那仏座像。(奈良の大仏さん)

(2)南大門、金剛力士像 → 東大寺に訪れるものをいかめしい表情で迎える肉感あふれる阿吽の像

(3)お水とり → 修二会(しゅにえ)とも呼ばれる。1260年以上前から続けられる行事。童子が大松明をもって走り回る。春を告げるお祭り。
(4)興福寺阿修羅像 → 奈良一番の人気仏。均整の取れたプロポーションとともになんともいえない表情が人気。
(5)若草山 夜景 → 新日本三大夜景のひとつ。(2003年制定)
(6)薬師寺三尊像 → 薬師如来は東浄瑠璃浄土の救主で医王如来とも言い私たちの身と心の病気を救ってくださる仏様です。
(7)法隆寺 夢殿 → 神秘的な八角円堂。聖徳太子等身と伝わる秘伝。救世観音菩薩立像を安置する。日本で一番多くお札になったのは⇒聖徳太子です。(平成生まれの社員は知りません。500円札も知りません⤵・・・・・・。)


4.仏像とは?
如来、菩薩、明王、天部の4種類に分けられます。(位の高い方から)・如来・・・・ 悟りの境地を達した仏様。(特徴:渦巻のヘアスタイル、首にしわがある、指の間に水かきがある、体は黄金)
・菩薩・・・・ 衆生の救済に努める。(特徴:お団子頭、首飾り、ブレスレットを身に付ける)
・明王・・・・ 憤怒の表情で悪をくじく。(特徴:怒った表情、剣などの武器を持っている)
・天部・・・・ 仏さまや人々を守護する神(特徴:人間の体形に近い、甲冑などで武装している)
5・飛鳥時代の医療従事者(薬師如来)
こんな時代だからこそ、医療従事者のご紹介。
薬師如来とは、人々を病気、災難から救う如来です。阿弥陀如来が来世の極楽浄土を説くのに対して、薬師如来は現世利益をもたらします。
姿は、他の如来と同様、衣をまとうだけで装飾品は付けていません。万病を治す薬が入っている薬壺を左手に持っているのが一般的。東の果ての浄瑠璃浄土に住んでいます。
薬師如来に使える12の武神を十二武将といいます。薬師如来が誓った12の大願を守り薬師如来を信仰する人を守るガードマンです
薬師信仰・・・・・飛鳥時代から信仰され、薬師如来を本尊とする大きな寺院が建立された。薬師寺は天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平穏を祈願して建てられた寺。新薬師寺は、光明皇后が聖武天皇の病気回復を願って創建したと言われています。
薬師如来の左に日光菩薩、右に月光菩薩という配置が一般的です。
上記を現代訳すると・・・。昼は日光菩薩(看護師)が薬師如来(お医者)をサポートして、夜は月光菩薩(看護師)が薬師如来をサポートして十二神将(助手)が2時間交代で守りについており、年中無休24時間体制の病院なのです。
6・今年は寅年です。
虎は毘沙門天の使いとして一晩で千里の道を走ると言われ、毘沙門天に代わりに人々の願いを聞いて回るそうです。
毘沙門天は私たちのすぐ近くで仏法守護のため、福徳施与のためにと走り回り、民衆の多くの要望に応えるためには使いが必要で、その使いとして足が速くて力の強い虎が選ばれたのです。
☆毘沙門天は四天王のひとつで、北を守る 多聞天と同一なのです。
【法隆寺金堂、東大寺の戒壇院が有名です。】
7・クイズの答え
・塔1 興福寺 五重塔
→ 天平2年に創建。5度にわたって再建。全国の古塔で2番目に高い。。高さは50m。
・塔2 法隆寺 五重塔
→ 日本最古の五重塔 高さは32.5mです。
・塔3 薬師寺 東塔
→ 高さは4番目。34・1m。昨年12月解体修理が終了しました。
・塔4 薬師寺 西塔
→ 1981年再建。30cm東塔より高い。
8.まとめ
東大寺、正倉院、転害門、戒壇院、春日大社、、若草山、薬師寺、法隆寺、唐招提寺、興福寺、室生寺、平城京跡、鹿煎餅と漢字が多い古都奈良県です。
私も少し大人になりゆっくりとお寺を見学できるようになりました。美術、服装、アクセサリーのお勉強をしている学生さんも仏像、古美術から多くのことを学ぶと聞きました。コロナ終息したのち、ゆっくりと回りたい場所のひとつです。また、もちろん京都と含めて旅行すればさらに楽しみ倍増。
秋の紅葉はもちろん、桜の咲く春、新緑の頃、雪化粧、四季それぞれの景色も楽しめます。観光タクシー、観光バスで回れば、運転手やバスガイドさんがさらにディープな情報、新しい情報もご案内します。ぜひ、観光バス、観光タクシーを使ったご旅行は弊社 旅バス.COMへ。
海なし県所沢市の添乗員ブログでした。